2025/02/26 18:08
保育園のお迎えの時、先生がこんなことを話してくれました。
保育士の先生から、
「食育の絵本ってなかなかないんです。
ここの保育園は2歳前後が多いので、
おだしのはなしってゆっても、
絵本は小学生向け。内容もちょっと難しいんです。
給食の前に食事が楽しめるような絵本があったらいいんですけど。」
確かに!保育園で人気の絵本は、
おべんとうバスや、だるまさんシリーズ。
食事やいろんな表情が楽しめるものはたくさんありますが、
どんなものが、からだにいいのか?わるいのか?
というお話はなかなかないです。
私自身、自分の子供が、好き嫌いが多く、
ついついお菓子ばっかり食べてしまう。
そんな時にどうしたらいいのか。
怒るだけでは
全然分かってくれない。
そんな悩みも解決するには、
みんなで楽しめる絵本にしちゃえばいいかも!
こんなことがきっかけで食育絵本を作ることにいたしました。
食育を広める方法はいろいろある中で、なぜ「絵本」という形を選んだのか?
絵本って、何回も繰り返し見ることができます。
そしてお気に入りは、
お出かけにも持っていくことができたり。
なんでもデジタル化になっている今こそ、
温かみのある絵本で、
手にとって開いてみて感じられるものがあると思います。
いつでも見ることができる絵本って
やっぱりいいですよね!
絵本からいろんなキャラクターや夢が広がったり。
食育は楽しくないと続けることができません。
そのためにもまずは子供に喜んでもらえる、
絵本から視覚を通して学んでもらいたいと思い、
絵本にすることにしました。
どんな想いを込めたのか?
どんな想いを込めたのか?

私はもともと、管理栄養士として
食に関する講座や料理教室、食育イベントを
市民向けに行っていました。
難しい内容を難しいまま伝えるのは、
誰も理解できずに終わってしまします。
子供に伝えるにはたくさんの
キャラクターがお話ししながら
シンプルに伝えられればと思い、
塩や砂糖、油の多い食べ物をイラストにしました。
ただ、そのままイラストにすると
普段見たことがないものも多いと思います。
そこで、身近にある容器に入ったもので
イラスト化する工夫をしました。
おしおくんは、塩のボトルをイメージしています。
イラストのこだわり

それぞれのお話に合わせて出てくる登場人物は
統一したアイテムを持っています。
例えば、おしおくんのたべものたんけんは、
みんな楽器を持っています。
全員集まると・・・・・!
素敵な演奏会が😊🌟
おさとうちゃんは、みんなが魔法のステッキを持っています。
あぶらくんは、アブラカタブラーと唱えるための
魔法のランプから登場します。
そして、おだしぐんだんは、
お風呂に入ることでお出汁が出てきます。
なので、頭にタオルや手拭いをのせています。
どんな人に読んでほしいか?
2歳前後の食に興味を持つようになった子に
と思い作りました。
内容は、5,6分の内容なので、
食事指導がなかなか難しい高齢者の方にも
読んでもらえる内容だと思います。
そして、もちろん小学生でも
文章で読むよりまずは絵本で
興味を持ってもらうきっかけになればと思っています。
ですので、ほんと食事を改善したい方
なら誰でも読んでほしいお話です。
また絵本を読み聞かせした後、
親御さんには、おやつをあげるタイミングや
買い物をお子さんと一緒にするときに、
例えば、
「スナック菓子を買おうとしていたら・・・」
「油くんがいっぱいだね。こっちにする?」
とか、
「チョコレートをたくさん食べようとしている時・・・」
「おさとうちゃんがいっぱいだね。
今日はちょっとにしようね。」
と少しずつ声掛けをしていきながら、
食事を見守ってもらえれればと思っています。
これからの展開や想い
今4冊を展開していますが、
塩、砂糖、油は体の健康のお話で、
おだしぐんだんは、料理系の絵本です。
身近な和食を知ってもらえたらと考えていますので、
次回は醤油やお味噌を知ってもらえるシリーズを構想中です。
また他にも皆さんの解決したいテーマも募集中です!
食のお悩みを少しでも絵本で伝えられたらと願っています。
詳しくは「みらいごはんラボ」の
販売ショップをご覧ください。